MRI
MRI検査のメリットは、レントゲン検査ではわからない骨折の診断、骨以外の筋肉、靭帯組織の損傷の確認ができる点です(被曝もありません)。 当院では、主に腰椎分離症の早期診断、膝の靭帯および半月板損傷の診断、腰椎ヘルニア、 腰部脊柱管狭窄症、重症の肉離れ、足部下腿の疲労骨折の早期診断等に用いています。
MRIは予約制ですが、当日空きがあれば検査可能です。 また、当院の機種では診断がつきづらい股関節唇損傷、肩関節腱板損傷、肩関節唇損傷、造影剤が必要な腫瘍の診断の場合は他院へ紹介しMRI撮影となりますのでご了承ください。
MRIは初診の方でも電話予約が可能です。撮影部位、来院日、時間等をご確認の上お電話ください。
超音波診断装置
エコー検査が有用な疾患はアキレス腱断裂、肉離れ、足関節捻挫(靭帯損傷)、ガングリオン、テニス肘等です。 また、診断だけではなく、膝の後ろの腫瘤(ベイカー嚢腫)をエコーガイド下に針を刺し内部の液体を抜く、肩の石灰にエコーをみながら直接注射をする、等の治療にも用いております。 患者さんの状態によっては、レントゲンを撮らずにエコーを優先する場合もあります。
当院の機種はTOSHIBA製 Aplio 300 Platinum(写真)です。 この機種のメリットは、通常の超音波診断だけでなく組織の低い流速の血流を確認できる機能(SMI: Superb Micro-vascular Imaging)を備えており、 膝蓋靭帯炎等において組織の炎症の程度をより正確に確認できる点です。
デジタルレントゲン装置
当院のレントゲン撮影装置です。 レントゲン撮影において、KONICA MINOLTA社のDIGITAL RADIOGRAPHY(DR) systemを採用しています。 このシステムは従来のフィルムを用いたレントゲン撮影、およびCOMPUTED RADIOGRAPHY(CR)systemと比較してフィルムカセットの入れ替え、読み取り等の作業が必要なく、撮影時間が短縮できます。
加えてCR装置に比べ約半分のX線照射量でも高画質の診断画像が得られ、患者さんへの被曝量を低減することができます。
骨密度測定装置
機種は、HITACHI の DCS-900FX です。
女性は、閉経後にホルモンの関係で骨密度が低下します。 自転車で段差を通った、植木鉢を持ち上げた等、今まで普通にできていたことにより背骨に圧迫骨折を起こすことがあります。 骨粗鬆症は現在さまざまな内服、注射による治療が可能です。10年、20年後の骨の状態を維持、改善していくために定期的な骨密度の測定をおすすめします。
治療においては患者さんの圧迫骨折等の既往の有無、骨密度の状態、血液検査での骨代謝の状態をふまえて、相談の上方針を決めます。 また、前橋市在住の方は前橋市骨粗鬆症検診の該当施設にもなっております。前橋市から送られてくる検診用シールを持参のうえご来院ください。 (予約制ではありませんが、平日の午前中は外来が混雑しないため、同時間帯での来院をお勧めしております。)